沈黙の臓器と言われる肝臓の病気

沈黙の臓器と言われる肝臓の病気

肝臓は、食事をすることによって身体の中に取り入れた栄養素やエネルギーを、たんぱく質などに合成する大切な機能があります。

さらにウィルスや菌などを無毒化したり、有害物質を解毒するという重要な役目を持っていますし、消化を助けるための胆汁を分泌する作用があります。

そのため健康な体を保つためには、肝臓を良い状態に維持することが欠かせないといえます。

ただ肝臓というのは、沈黙の臓器と言われるように、ある程度の障害が起こっていても自覚症状がありません。肝臓を形成している細胞の自己修復能力が高く、部分的に障害が起こってもそれを補完する能力を持っています。

そのため、かなり悪化した状態でなければ肝臓の異常に自分で気づくことは難しく、気づいたときには手遅れの状態になってしまうことが少なくありません。

ただ一方で肝臓は修復能力が高いですから、健康診断を適切に受けていれば、肝臓の病気に罹患していることを早期に見つけることができますし、早期発見であれば治療方法も豊富ですから予後の経過も良くなるといえます。

肝臓の病気で最も多いのは肝硬変

肝臓の病気として多いものの1つが、肝硬変です。肝硬変は食事などで摂取する脂肪が腸で分解できる限度を超えてしまうことによって、中性脂肪が肝臓にたまり引き起こされる病気です。

日本では食べ物が飽和状態になっており、カロリーが高いものも多いので、国民の3人に1人くらいが肝硬変になっていると言われるくらい身近な病気になっています。

肥満になったり、糖尿病を引き起こす原因になるなど、さらに命にかかわる病気を併発する恐れがある病気ですから、早めの対処が必要になります。

次に多い肝臓の病気は肝臓ガン

次に多い肝臓の病気は肝臓ガン

そしてもう1つが、肝臓ガンですが、自覚症状がほとんどないため進行するため気付かないことが多いです。

ただ、肝臓ガンは他の臓器に転移する確率が他の臓器と比べて低いため、検査によって発見できれば治療する方法が多様になっているという特徴があります。

肝臓ガンは、C型肝炎ウィルスに罹患していたり、アルコールや肥満による肝硬変を罹患していた人がなりやすい傾向があります。その他に肝炎という病気があり、ウィルスにより感染したものが8割を占めています。

急性肝炎と慢性肝炎があり、慢性の場合は継続的な治療を受けて内服薬を毎日使用しなければなりません。

もし治療を中断してしまうと、肝臓ガンになってしまう原因につながることがあります。肝炎は治療しなければ発熱や黄疸など日常生活に支障を来す症状が出てしまいます。